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無気力

無気力による不登校の子の対応例

※生徒一人一人に合わせていきますが、あくまで一例として紹介します。

不登校開始期 学休む理由は「なんとなく・・・」が非常に多いです。強い登校刺激を行うと学校に行ったりしますが長続きはしません。友達の誘いや行事には自分から進んで行くことが多いです。なんとなく・面倒くさい等の理由なので、周りは本人の怠慢と思ってしまいがちですが、本人の中でも明確な理由がないのでどうしたらいいかわからない状況であることは、親御さんに理解をしていただきたいです。また、言語化出来ないだけで何かに対して不安を感じているケースもあります。
完全不登校期 登校刺激は行わずに、親御さんには日常会話の時間を作ってもらい信頼関係を築いてもらいます。担当は信頼関係を築き本人の気持ちに共感する機会を多く作るために面談や電話の時間を増やします。親御さんが「本人の人生だから自分で決めるように」と突き放してしまうのはどうなってもいいと受け取られ、長期化してしまう事もあるので、そのような関わり方はしないようにお願いをします。本人の興味が引く事があったら、スコラボなども行っていただきます。
緩和期 本人が担当や講師と心を開いてきたら、今までの人生での失敗経験や挫折経験などの話をして、そこから今の現状に戻った経緯を伝えて今の状況がおかしいことではないことを伝えます。緩和期中期に差し掛かると次第に勉強や将来についての話をし始めます。その時は本人の考えを聞くことを第一に行い、話した内容についての障壁を取り外す方法を一緒に考えましょう。個別指導では欠席期間の抜けを補填することと個別カリキュラムを作成し自宅での学習習慣を身に着けてもらいます。
回復期 目標を持ち始めて、日々の学習や個別指導も受け始められるようになります。本人と将来について話し合い、どうしたらいいのか・何をしたら本人の希望が叶うのかを具体的に話し合い、短期的な目標と長期的な目標を設定して、その目標達成するためのスケジュールを本人と決めます。その中で日々の学習の時間を少しずつ増やしていきます。
完全登校期 目標を持ち、その目標への障壁を取り外していくことで、学校に行くチャンスです。行事をきっかけにしてもいいですし、友人の誘いから本人に登校を促してもいいかもしれません。親御さんには登校後の本人のメンタルケアをメインに動いていただき、本人を見守ってあげて頂きます。学習面での不安は休んでいる期間に比例して多くはなりますので、登校後も個別指導や個別カリキュラムで学習の遅れに不安を抱かないように学習補充を続けて行っていきます。
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