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【中国地方】公立高校入試 不登校生の配慮の記載の有無と内容

はじめに

不登校の子にとって、高校入試を考えるときに大きく影響するのが、調査書と呼ばれる書類です。

調査書の中には、学校への出席情報や成績などが記載されている書類が含まれています。
この調査書点+当日点の合計で合否判定を行うので、調査書点に不安がある場合公立高校の受験は厳しいと感じる方も多いかと思います。

不登校の生徒が増えていく中で、高校入試の制度では不登校の生徒に対して配慮を行っている自治体もあります。
自治体ごとに配慮などは異なりますので、紹介していきます。

  • 自己申告書又は副申書・・・年間30日以上の欠席がある生徒に対して、欠席数の理由を志望する高等学校長に説明することが出来るもの。

鳥取県

・自己申告書の記載あり
自己申告書を提出できる者は以下の通りとする。ア第3学年の欠席日数が原則として50日以上の者又は50日未満だが適応指導教室などの学外の通級による出席扱いになっている者や保健室・院内学級などにより通常の授業は受けていないが出席扱いになっている者又は第1学年・第2学年の欠席日数が原則として50日以上の者。記載内容は学校に行けなかった理由、高等学校で学びたい事、将来の希望など志願する高等学校に理解してほしいことがらとする。選抜方法の工夫したりするなどの配慮を行い、自己申告書の記載内容によって志願者に不利に生じることのないよう配慮する。

鳥取県の内申点算出方法

中1 中2 中3
算出方法 9教科×5段階評価 9教科×5段階評価 主要5教科×5段階評価×1倍 副4教科×5段階評価×2倍
合計(満点) 45 45 65

山口県

・自己申告書の記載あり
長期欠席者や障がいのある者のうち、希望する志願者は、自己申告書を出願の期間中に、願書とともに中学校長を経由して、高等学校長に提出できる。

山口県の内申点算出方法

中1 中2 中3
算出方法 9教科×5段階評価 9教科×5段階評価 9教科×5段階評価
合計(満点) 45 45 45

広島県

・フレキシブル選抜のみ自己申告書の記載あり

広島県の内申点算出方法

中1 中2 中3
算出方法 9教科×5段階評価 9教科×5段階評価 主要5教科×5段階評価×3倍 副4教科×5段階評価×3倍
合計(満点) 45 45 135

岡山県

・自己申告書の記載あり
長期欠席者、過年度卒業者等のうち、提出を希望する志願者について提出することが出来る。

岡山県の内申点算出方法

中1 中2 中3
算出方法 9教科×5段階評価 9教科×5段階評価 主要5教科×5段階評価×2倍 副4教科×5段階評価×3倍
合計(満点) 45 45 110
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