※あくまで一例として紹介します。
特徴 | 性格的にはまじめで几帳面・神経質なタイプで親や教師の期待に応えようとこつこつ 努力をしてきた子に多い。不登校以前には皆勤に近い状態でもあり学校を休むことに 強い罪悪感を持っているため、不甲斐ない気持ちや自分で自分を責めてしまう傾向がある。 勉強だけでなくスポーツなども本人の今までの努力が支えてきているので、 自分が不登校になったことを受け入れられず、きっかけや原因を周りに話したがらない場合や 周りを頼らない傾向がある。 感受性が高く内向的な面を持ち合わせているので、周りの目を気にしてしまい 家に閉じこもりがちになってしまう。 |
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原因 | 学校に対する不安が原因で不登校になるケースが多いです。 前述したように、今までのまじめで几帳面な性格だったので、不登校になった自分の状況に 自責の念があるので、より一層学校に対する不安が大きくなります。 また、情緒混乱型は情緒不安定な精神状態なので、不安や罪悪感から 頭痛や腹痛などの身体症状が出ることで、登校への行き渋りが起こります。 |
症状 | 登校する意思を見せるが、頭痛・腹痛・発熱・吐き気などの身体症状 学校が終わる時間帯になると元気になることがありますが、登校しなくてはいけないといった 気持ちは持っているので、行っていないことの罪悪感は強まっていく。早退や遅刻を嫌い 普段通りの登校をこだわる傾向にある。 罪悪感や不安から、現実逃避したり睡眠の問題が起こるようになり、昼夜逆転の状態になったり 自分の部屋に閉じこもりの生活になる。 親の対応に拒否感を示して、反抗的な態度を取ったり、暴力的な行動や言動を起こすこともある。 「学校に行かなければいけない」という気持ちが薄まっていくと次第に身体症状が軽くなっていき、 昼夜逆転の生活も普段の生活リズムに戻る傾向がある。 |
サポート内容 | 子どもが行き渋りを始め学校に行きたくないと親御さんに伝えてきたときは、 本人の限界状態でのSOSなので、「頑張っていこう」や「もう少し行ってみよう」などの 休ませない選択肢は基本的にNGです。 普段に比べて元気がなくなっていたら、本人の気持ちや抱えている問題をじっくり聞いてあげることや 問題解決に向けて一緒に考えていくことが大事です。 また、現状の悪い面を見るのではなく、今までの頑張りをしっかりと認め、言葉で伝えてあげましょう 本人の傾向として、あまり相談しなかったり頼らない傾向がありますが、 そうした場合は無理に掘り下げて聞き出すことは避けましょう。 否定的な言葉を言ったり登校刺激を避け、本人に休んでもいいことを伝え安心感を与えてあげてください。 失敗や躓くことがあってもいいことや、いろいろな選択肢があることを伝え、 これから進んでいこうといった気持ちを伝えましょう。 本人の気持ちも回復し、学校や将来のことについて考えだしたら、 注意するポイントは慣らし登校や友人関係などの対人コミュニケーションです。 登校の回数は急に増やすと再び不登校につながってしまうので、少しずつ段階的に増やしていき 仲のいい友人などの協力を借りて、登下校や学校内での関りの時間を作ってもらうようにしていきましょう |
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