学年代わり・長期休み明けなどで不登校の生徒が増えるといった話を聞いたことがあるでしょうか?
今までは普通に通っていたのに突然始業式に「行きたくないなぁ…」と子どもから。
突然の子どもの休みたいと言う言葉に親御さんは焦ってしまい悩まれている方から多くご相談を頂きます。
長期休み明けに増える要因はたくさんあるので、今回はその理由と対処法を書いていきたいと思います。
前提として、長期休み後に不登校になる要因の大半は「長期休みまでは頑張っていこう」と限界を感じながらもスタミナを使い切ってしまったことと以下の内容が混在しているケースが多いです。
→友人関係や先生などの学校内での対人関係で不安なことがあり登校中もモヤモヤした気持ちを持っていた
→勉強の遅れや苦手意識に対して、学校の人と自分を比べることで劣等感を持ち、自信や自尊心の減少
→学校の登校がなくなり、起床・就寝時間のズレが起きたことで、朝起きることが難しくなってしまった。
→主に学年代わりなどのケースが多いが、クラス替えや学校の変化に伴って新しい人間関係・登校スケジュールで不安がある
→前提でお話しましたが、元々だいぶ頑張って通っていたため「また、あのしんどい環境に行くのかぁ…」と本人の中で登校のハードルが非常に高くなってしまった。
不登校の子は様々な要因で学校に行くことが難しくなっていて、その理由を本人も認識していないケースがあります。
そのため、親御さんの対応で注意すべき点があります。
休んでいいことを伝えて本人の意見をしっかり聞いてあげましょう。
サボり癖があったりめんどくさがり屋の子でも気楽に休んでしまおうと思っている子はほとんどいません。多くの子が長期休み前にしんどい気持ちを持ちながら行き続け、スタミナが切れて休みたいと話すことが多いです。
そのため、1回言ってきただけだから・・・と流してしまうと、親に頼ることが出来ないと感じてしまう可能性もあるので、注意しましょう。
本人の意見を聞くときはゆっくりとした口調で話すほうが好ましいです。
そのときに、行きたくない理由を探すことを重視すると子ども本人にもわかっていないケースがあるので、行きたくない気持ちがどうなったら和らぐのかや不安な気持ちを解消するにはどんな状況なのかを聞いてあげましょう。
無理に聞き出すことはせずにし、日常的な会話をして親子間の会話量はなるべく減らさずにしましょう。
本人との会話の機会を減らしてしまうと、子ども本人もなにか相談したいときに話しにくくなってしまいます。
また、親御さんも子どもに質問をしにくくなってしまい、コミュニケーションを取りにくくなってしまいます。子どもの好きなものでもいいので、共通の話題で話す機会を設けましょう
ある程度の制限をかけることは必要ですが、一方的に決めるのではなく、相談をして本人の意見を聞きながら決めましょう。
生活リズムの乱れは、不登校の直接的な要因でなくても、昼夜逆転によって不登校期間が長期化する可能性があり、体調も崩しやすくなります。
生活リズムを崩さないように、本人と話し合いながらルールを決めていきましょう。
普段子どもの姿を多く見る親御さんが不安に感じる場面が多いと思いますが、
同時に生徒自身は不安な気持ちを伝えることがうまく出来ず自分の中で悩んでしまう子も多くいます。
本人の気持ちを冷静に落ち着いて聞いてあげるスタンスで親御さんには気にかけていただきたいですが、同時に親御さんの不安やストレスの解消も必要になりますので、お悩みに関してはご相談ください。
※生徒一人一人に合わせていきますが、あくまで一例として紹介します。
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