現在不登校の子どもは年々増加傾向にあり、連日不登校関係のニュースが取り上げられています。
2023年の文部科学省の調査では29万9千人を超え前年度から22%増加していて、様々な自治体が不登校生徒への支援を進めてきていますが、不登校の子どもでどこの支援も受けられていない子どもが存在しています。
参考資料:令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/5aa667da-fe7f-4ea9-9ee2-7510121e6751/2d6548bb/20231016_councils_ijime-kaigi_dai2_01.pdf
そんな中で学校を休むことが増えていくと、次第に学習に関わる時間が減っていく生徒も多い傾向にあります。
そんな子どもの様子を見ると保護者様も不安に感じてしまうこともあるかと思います。
今回は自宅でも出来る学習方法を紹介していきたいと思います
自宅で簡単に行える勉強と言えば単語暗記だと思います。
ティントルの生徒でも無料のアプリなどの単語帳機能を使って勉強をしている子も多いです。
英単語は「読む」「書く」「話す」「聞く」の4つの方法を合わせて勉強をしていくと記憶に残りやすいです。
例えば
など、上の方法でどれが一番やりやすかったか決めるといいです。
また、単語テストを用意してどのくらい覚えられたかなどをチェックするのも効果的です。
しかし、そもそも英語の勉強をしたくない子も多いかと思います。
そう言った場合はまず英語と触れ合うところから始める必要があります。
まずは、耳に慣れてもらうために触れやすい媒体で英語と触れ合うようにしましょう。
また、ゲームが好きな子などは、海外版のゲームをやるときに言語が英語のものがあったりします。
ただ、英語が読めないからそのゲームをやるのをあきらめるといった子は少なく、自分で訳してゲームをやる子が多いです。
問題集をやるときの注意があります。
それは、問題集とは問題が載っているテキストであるため、解き方などを学べるものではないからです。
なので、勉強をする際には参考書や教科書を見ながら勉強をする必要があります。
例えば
理科・社会であれば教科書に載っているところを問題として問われていることが多いので、教科書の記載と問題文の記載が近いところを優先して読んでみるとワークを埋めることが出来るようになります。
数学や英語などは、不登校の期間によって授業を受けていない単元があった場合に、過去の勉強した内容が次の学習内容に関係してくる積み重ね科目と呼ばれている為、教科書を見てもさっぱりわからないという場合もあります。
そうなった際には、自分が過去の内容に戻って解ける問題のところから始めることが大事です。
解ける問題が多くなることで、苦手意識は薄れていき本人の自信に繋がります。
わからない問題を解決する場合は教科書や参考書を見て自分で勉強するか、誰かに教えてもらう必要がありますが、勉強を始めた最初で大変な思いを抱えながら行っても長続きはしません。
最初は自分のペースをつかむ意味でも取り組みやすい問題から始めて、少しずつ教科書を使いながらでも学習が取り組める癖が付いてきたら、少し頑張ったら解ける問題(教科書や参考書・先生が必要)を取り組んでもらうようにしていきましょう
映像学習では、場所・時間を問わずにスマホやパソコン・タブレットがあれば講座が見れるようなものです。
ただ注意することもあり
と思われている方もいらっしゃいます。
しかし、本人のペースに一番合わせられるものになるので、使い方を工夫してあげましょう。
中には無料で使えるようなものもあり、授業形式の物もあれば問題解説のみに特化してる物もあります。
問題に取り組むためには、その問題を解くために必要な知識が必要になります。
学校を休んでいる状況では問題の解説を聞いても、なぜその回答になるのかがわからないといった場合も想定されるので、授業ベースの映像授業を見てみることをお勧めします。
初めて映像授業を使う場合は、苦手なものを最初に行うとどうしても退屈であったり興味がなくて眠くなってしまって全く頭に入らないなんてことも考えられます。
なので、本人の興味がある教科又は得意な教科から始めるのが良いです。
映像を見ながらノートを取って勉強するのは大事ですが、慣れるまでは映像を見るだけにして、映像を自分から見るリズムが付いたら徐々にノートを取りながら視聴をしたり、映像を見た後に問題に取り組むなど1個ずつ増やしていく様にしていくと長続きしやすいです。
勉強から離れていくと、
「将来勉強で困るんじゃないか・・・」
「できないところが多くなって勉強を拒絶してしまうのではないか、、、」
不安を抱えられる方も多いです。
しかし、勉強をしない状態が続いていて何も感じない子はほとんどいないです。
多くの子が
等の気持ちを抱えていることが多いです。
なので、出来たことや挑戦してみたことは結果だけでなくその過程も認めてあげて、子ども本人に寄り添ってあげて下さい。
※生徒一人一人に合わせていきますが、あくまで一例として紹介します。
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