一番のネックは苦手意識を持つことによるモチベーション低下だね。生徒さんに合わせていろいろな工夫をしていくことでスムーズに授業ができるよ。
工夫って例えば?
教材ごとに特徴があるから、生徒さんがやりやすいものを選ぶね。授業はリアクションカードっていうものを導入したりするよ。自分の考えや感情を表現しにくいから、「嬉しい」とか「わからない」とかカードを用意して提示することでコミュニケーションをとってるね。
オンラインだから生徒さんに合わせて臨機応変に授業ができるね
特性を考慮して指導方法・使用教材・声掛けなどの方法を相談する面談
K君が学びやすい環境を作るため
年度替わりのタイミングで国語の指導の相談をお母さんの方から頂き、国語の教材や指導の方法について話し合いました。
K君はASD、ADHDの特性を持っているため、国語の教材を考える必要がありますが、教科書的な文章では馴染みがなかったり、興味・意欲が上がらない事も考えられるので、2つの案をお母さんと相談しました。
①雑学的な文章がまとまっている読解問題のテキストを使って、文章の内容に興味をもたせながら授業を行う
②1日1個(3-5分で読める文量)の文章がまとまってる市販の教材を使用していろんな文章を扱って指導を行う
2つの例を出しお母さんからの意見を頂きながら指導の方法を決めました。
両方の使用教材を授業で試し、K君の様子を見ながら教材を決めるようにしました。また、理解度の確認は、文章の要約を口頭の質問で行う方法や文章を読んでみた感想を自分の言葉で書くようにしていきます。
また、リアクションカードを導入して、指導の最初に自分自身の様子や気持ちを先生に共有して授業に入ることで普段の生活の中でもリアクションカードを使って、言語化の難しい感情(イライラ、モヤモヤ、不安等)を伝えれるように促していく方向になりました。
指導の報告書を確認しながら、適宜指導の内容を修正していくことで面談を終えました。
ASDの特性を持つ生徒さんのお問い合わせが増えてますね