子どもが不登校になると、親御さんは色々な不安を抱えられていることがあります。
そんな中で、ネットで情報を探すとよく「自己肯定感を高めて自信をつけさせましょう」といった内容が書いてあります。
でもそもそも自己肯定感って何でしょうか?
どんな経験を子どもにさせてあげれば、自己肯定感が育っていくのか、解説します!!
自分自身をを積極的に評価できる感情、自分の価値を肯定できる感情を表す言葉です。
人は環境や出来事から人間性を育み考え方や行動が変化していきますが、自分のあり方を評価できることや自らの価値や存在意義を肯定できる感情は、今のありのままの自分を受け入れ、客観的に自身を評価することが出来るようになることに必要です。
など
自身に否定的な感情が強くなってしまい、自分のことを受け入れられなくなってしまい、次第に自己肯定感が低下・欠如してしまう事で何かを始めることに抵抗があったり、自らを卑下してしまい最悪の場合は「生きていてもしょうがない」と感じてしまう子もいます
人間は悪い方に考えてしまう人が多くを占めているので、自己肯定感が下がってしまったりなくなってしまう前に、自ら自己肯定感を高めるために自分を見つめ直すことが必要です。
それでは具体的にはどんな方法で自己肯定感を高めるのが良いのでしょうか?
いくつかの方法を紹介していきます。
私は様々な生徒さんと関わらせていただいた中で、特に重要だと思うのは最後に紹介した・自身の興味関心に第3者が理解や共感を示してもらえるです。
様々な経験をもとに自己肯定感は育まれていきますが、自分自身で自己肯定感を育むこと以外にも他者の関わりによって自己肯定感を育むことも可能です。
例えば、絵を書くことが好きな子は描いた絵を褒めてあげたり、興味を示してあげる事や、パソコンが好きな子にパソコンの知識を教えてもらったりすることで、自分自身の知識や行動で相手が喜んでくれたり興味を示すことで、「誰かの役に立てた!」といった体験が本人の自信につながることがあります。
自身の行動以外でも自己肯定感を育むことが出来ますので、関わっている親御さんは意識して関わってみてください。
また、自分自身の認識によって自己肯定感を高めることが出来ます。
自分自身を理解することで、いいところも悪いところも今の自分であることを認めることで、自分の考えを整理することが出来ます。
しかし、失敗経験などを経て新しいことに向かうことが難しい子の場合は、今の自分を簡単に受け入れることは難しいこともあります。
そういった場合は自分の興味ある物や好きなものについて、知識を深めたり技術を高めることが自己肯定感を高めることに繋がります。
自身の興味や関心のあるものを続けることは新しいことを始めるよりもハードルも低く楽しんで行うことが出来ると思います。
そういった自分の「良いところ」や「成功体験」を認識することで、自身を理解し整理することが出来ます。
不登校の子が学校を休んでいる期間はよく充電期間と呼ばれることが多いですが、しっかり休むことでエネルギーを貯めることと同時に、自信を無くしてしまった場合は自己肯定感を育んで外にでるきっかけ作りだったり、新しいことに挑戦する機会を作れるように関わってあげてください。
※生徒一人一人に合わせていきますが、あくまで一例として紹介します。
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